機能紹介

日付が変わっても、レジは締めなくていい

#レジ締め#現金過不足#24時間営業

夜通し営業しているお店のレジ締めは、いつも中途半端な時間にやってきます。

23時に閉めるお店なら、その日の売上がそのまま出ます。ところが朝まで開けているお店では、0時を回った瞬間に売上がぷつっと切れてしまいます。23時台の分は「昨日」、0時5分の分は「今日」。夜勤の担当者からすれば、自分が一晩ずっと見ていた同じ売上なのに、システムの中では2日に分かれている。

結局その夜は締められず、朝の担当者に「これ、どっちの日に入れるんでしたっけ」と聞かれる。そのモヤモヤを、そのまま翌朝へ引き継いでしまうのが、深夜営業のレジ締めの困りごとです。

会計は「暦日」で動いている、というズレ

多くの会計の仕組みは、0時から24時までを1日として締める前提でできています。朝開けて夜閉めるお店なら、これで何も困りません。

でも24時間営業のお店では、営業の「1日」とカレンダーの「1日」がずれます。夜勤の方にとっての今日は、前の晩から翌朝までのひと続きです。ところがシステムのほうは、誰も頼んでいないのに0時きっかりでページをめくってしまう。きっちり日付どおりに仕事しとる。律儀か。この営業日とカレンダーのズレが、深夜のレジ締めが詰まる正体です。

私たちはここに手を入れました。売上を日付で区切るのではなく、営業がひと続きだったかどうかで区切れるようにしています。0時をまたいでも、そのシフトが終わるまでは同じ一日です。

数えて入れるだけ。差額の計算は画面がやります。
数えて入れるだけ。差額の計算は画面がやります。

数える。入れる。差が出る。それだけ

もうひとつの悩みが、現金が合っているかどうかの確認です。

これまでは、レジの中を数えて、電卓を叩いて、売上の記録と見比べて……という作業が要りました。しかも合わないときに限って、疲れた頭で逆算する羽目になります。深夜2時の暗算は、だいたい負けます。

私たちのレジ締めの画面は、拍子抜けするくらい単純です。1万円札が何枚、5千円札が何枚、千円札が何枚……と、実際に数えた枚数を入れるだけ。これを「金種」と呼びますが、要するにお札と硬貨の種類ごとの枚数です。入れ終わった瞬間に、あるはずの金額との差が出ます。

差が0円なら、それだけで少し肩が軽くなります。差があっても、やることは「電卓を叩き直す」から「差額を見る」に変わります。日付をまたいでも、数えて入れるだけで締められる。 今回いちばんお伝えしたいのは、ここです。

暦日ではなく営業日で区切るので、深夜シフトでも締められます。
暦日ではなく営業日で区切るので、深夜シフトでも締められます。

現場を見てきたから、区切り方を疑えた

こういう形にできたのは、私たちが24時間営業の現場を実際に見てきたからだと思っています。話を聞いただけでは、「日付で締める」という当たり前を疑うところまではいきません。

深夜のレジの前で、疲れた顔で電卓を叩いている姿を何度も見ました。そのたびに、これは気合ではなく仕組みのほうを変えるしかないな、と思っていました。全部自分たちで作っているので、「暦日ではなく営業日で締める」という、よそであまり見ない形にも手が届きました。

正直に書くと、まだ全部のお店の事情を拾えてはいません。営業時間の設定が入り組んでいるお店では、開発中の部分も残っています。胸を張って全部できますと言いたいところですが。

それでも、深夜にレジの前で頭を抱える時間だけは、はっきり減らせます。朝が来る前に、今日の分をちゃんと終わらせて帰れる。それだけで、次の日の始まり方がずいぶん変わります。

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