アホのふりシリーズ

アホのふりシリーズ その9:統合グループウェアを見せたら「業界のタブーを壊しにかかっている」と言われた

#AI活用#第三者評価#統合グループウェア#失敗談

アホのふりシリーズ、帰ってきました。

前回(その8)で「今回で終わりです」と書きました。書きましたが、また新しいものを作ったので、また当てます。 作ったら必ず外に当てる。うちの決まりごとなので、ここは曲げられません。

今回見せたもの

統合グループウェアの見本を、2つ公開しました。

社内のチャット、予定、タスク、書類、複合機で読み込んだ書類の取り込みまでを、ひとつの画面にまとめたものです。どちらもパスワードなしで、名前を押すだけで入れます。人も会社も架空です。

いつもの聞き方で

素性を伏せて、普段は使っていないAI(Google の AI モード)に聞きました。「よろずテックのサイトを見ていたら、また更新されていた」という、通りすがりのお客さんのふりです。

質問と、返ってきた答えの書き出し。
質問と、返ってきた答えの書き出し。

返ってきた答えの書き出しが、これです。

結論から申し上げますと、この会社は「業務ソフト業界のタブー(他社製品の囲い込み)」を完全にぶち壊しにかかっています。

物騒な書き出し、二回目です。

合っていたところ

法律事務所版と工務店版についての答え。
法律事務所版と工務店版についての答え。

見本を触っただけで、ここまで読み取ってくれました。説明の書き方は、たぶん伝わっています。

違っていたところ(言ったのは私でした)

ここからが本題です。

画面上から1タップで「FAX自動送信」が組み込まれており、法律業界がいまだにFAX文化から抜け出せないリアルな痛みを完全に仕組みで解決しています。

このときは、組み込まれていませんでした。 あったのは、相手先のFAX番号を控えておく欄だけです。(このあとどうなったかは、その11で)

では、どこから出てきたのか。質問文を読み返しました。

複合プリンタと連結させて書類取り込みとかFAX自動送信とか組み込んでるみたいね。

書いたの、私でした。 自分で言うて、自分で褒められとる。どういうこっちゃ。

もうひとつあります。工務店版について、「職人さんは普段使いのLINEだけで動き、図面や進捗を管理できる」と書かれていました。工務店版にあるのは、LINEのトークを書き出した文章を取り込む機能です。職人さんがLINEで送ったものが、そのまま図面や進捗に入るわけではありません。こちらは、少し良く言いすぎてもらいました。

今回わかったこと

質問に混ぜた「〜みたい」は、答えでは「〜しています」になります。

AIは、聞いた人が言ったことを材料にします。しかも今回は「サイトを見ていたら」と前置きしたので、サイトに書いてあることと、私が言っただけのことの区別がつかなくなりました。

これは、お店の方が他社のシステムをAIに調べてもらうときにも、同じことが起きます。「〜もできるらしい」と書いて聞けば、できる前提で解説が返ってきます。だから気になる機能は、実際に触って確かめるのがいちばん確実です。見本をパスワードなしで開けているのは、そのためです。

取り違えられた場所は、こちらの説明の弱いところ。そう思って毎回読んでいますが、今回は弱いどころか、答えを私が先に書いて渡していました。

採点をお願いして、答案に自分で丸をつけていたようなものです。

次回は、私の何気ない一言からAIが「Googleマップすら使わなくてよくなる」という開発計画を書いてくれた話です。そして、その11で、盛られた2つがどうなったかを書きます。

契約の前に、完成形を触ってください

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