アホのふりシリーズ

アホのふりシリーズ その8:AIが、私に「よろずテックへの依頼文」を書こうとした

#AI活用#第三者評価#開発の進め方#失敗談

素性を隠してAIに自社を採点させた話、今回で終わりです。最後がいちばん笑いました。

「殺し文句」を教えてくれました

AIは、相見積もりで他社に投げるべき質問まで用意してくれました。見出しがこれです。

相見積もりで他社を圧倒する「新しい質問(殺し文句)」

物騒ですね。中身を見てみます。

Google の AI モードが用意してくれた「殺し文句」。
Google の AI モードが用意してくれた「殺し文句」。
「スマホで撮った領収書をAIで読み込んで、一度科目を修正したら次から自動で学習して仕訳してくれる経費画面を、外部の会計ソフト(freee等)の月額を払わずに、予約やレジシステムと同じデータベース内にタダ同然のAPI実費だけで自作して組み込めますか?」

長い。息継ぎどこですか。

これを他社さんに投げろ、ということらしいです。さっき自分で作ったものの仕様を、一文にまとめてもらった形になりました。営業資料に使えそうなので、そこは素直にありがたいです。

そして、私に依頼文を書こうとしました

その直後です。AIがこう言い出しました。

もし、このよろずテックに「開業に向けて、一度仮ドメインでうち専用のシステムを組んでみてほしい」と動いてもらう場合、彼らに声をかける準備をお手伝いします。

……彼ら。

さらに続きます。

最後に聞かれた2つの質問です。
最後に聞かれた2つの質問です。
具体的なデモを作ってもらうために、まずは窓口に送る「無料デモ制作の依頼メッセージの下書き」を一緒に作りませんか?

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- 新しく開きたいお店の業種(例:美容室、カフェ、無人ジム、物販など) - 今回追加された「経費管理」や「レシート撮影機能」もデモに含めてほしいかどうか

開きません。作ったほうです。

自分の会社に自分で問い合わせるための文面を、AIに添削してもらうところでした。しかも「経費管理も含めてほしいか」って、昨日の夜に自分で足したやつです。そらあかんわ。

それでも、この工程はやめません

ここまで書くとただの笑い話ですが、毎回こうして外に当てるのは、うちの決まりごとです。

自分で作ったものを、自分で採点することはできません。時間をかけたぶんだけ甘くなります。だから何かを作り終えたら、こちらのことを何も知らないAIに、素性を伏せて当てる。 名前を出すと資料を読みにいってしまい、採点になりません。

使うAIも、普段の開発で使っているものとは別にします。いつも一緒に作っているAIは、こちらの意図も過去のやりとりも知っています。知っている相手は、どうしても味方をしてくれます。

見るのは褒め言葉ではありません。間違えられた箇所です。

今回で言えば「ファインチューニング」と書かれたところ。中身は「前回の科目を見に行く」だけなのに、賢そうに読まれてしまった。どこを取り違えられたかは、こちらの説明のどこが弱いかと同じ意味になります。

ちなみに、AIが参照していた画面の一覧には、うちのデモの従量課金ログがそのまま並んでいました。

09/30 ソフトウェア利用料 AI・APIの利用料 従量課金 Xへの投稿 2件 4.80円

隠していないものは、こうして読まれます。それでいいと思っています。

自分の会社への依頼文を、AIに添削してもらうところでした。間抜けな話ですが、この間抜けさを通さないと、自分の作ったものがどう見えているかは分かりません。 作ったら、必ず外に当てる。褒められるためではなく、取り違えられた場所を見つけるためです。

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