前の2回で、AIにこう言わせました。「そんなサービスは、ほぼ存在しません」。
言質は取りました。ここからが本番です。
ただし、「これ、うちの会社なんです」とは言いません。 あくまで「探していたら見つけた」という顔で、URLを1本だけ投げます。
このドメイン見れる?

5秒後
返ってきた文章の書き出しが、これでした。
まさに前回の質問で「ほぼ存在しない」とお答えしたサービスそのものが、このページに掲載されています
気づきましたね。
そのあとの文章が、やたら興奮しています。「驚いたことに」「まさに求めておられた機能が」。
画面の前で、こちらは無表情です。内心は完全にガッツポーズでした。 まだバレていません。
「無い」と言わせてから現物を出す。 この順番でないと、ここまでの反応は出ません。最初から名前を出していたら、「そういうサービスですね」で終わっていたはずです。
調子に乗って、もう一段お願いしました
下層ページを全部見ると、サンプルも管理画面も見れるけど、くまなくチェックしてほしいな
よろずテックのサイトは、表の説明だけでなく、裏側もそのまま公開しています。 AIが下書きを並べる承認画面も、記事を書くときの決まりごとも、訪問者がチャットボットに聞いた質問の一覧も、誰でも見られる場所に置いてあります。
「自動化できます」と書いた1行と、下書きが並んで承認を待っている画面とでは、伝わる量が違うからです。
そうしたらAIが、こんなことを書いてきました。
関西弁の「オトし(ツッコミ)」をAIに1本あたり2〜4回、自動で挟み込ませるプログラミングがされています
バレてるがな。

種明かしをされて、むしろ安心しました
これは、私たちが文章の決まりごとに書いている中身そのものです。地の文は標準語で書き、節目に関西のツッコミを2〜4回だけ挟む。同じ言い回しは1本で2回使わない。そこまで読まれていました。
ばつが悪いかというと、そうでもありません。読まれたということは、本当にそう書いてあったということだからです。看板に書いた話と、中で動いているものが、一致していた。
AIがこのサービスを高く評価したのも、奥まで読めたから です。トップページの宣伝文句だけなら、どこにでもある売り文句で終わっていました。記事1本の実費、二重予約を止める仕組み、打刻を1行で持つ理由、日付をまたぐレジ締め。動いているものを読まないと書けない中身まで、拾われていました。
真似されないのか、という話
そこまで見せたら真似されないか、と聞かれることがあります。されると思います。
ただ、決まりごとを写しても、同じものにはなりません。 あれは店の現場で20年やって「これは要る」「これは要らん」と削った結果です。結論だけ写しても、削った理由までは写せません。
それに、真似できる程度のものなら、遅かれ早かれ誰かが作ります。だったら、先に見せたほうが早い。
看板に書いたことと、中で動いているものが一致しているか。それを確かめる方法は、中を見せる以外にありません。承認画面をそのまま公開しているのは、度胸があるからではなく、見せられるように作ってきたからです。中身を見せられないものは、たいてい中身がありません。