その9とその10で、AIに盛られた話を書きました。
- 「FAXの自動送信が組み込まれている」
- 「Googleマップを使わない自前の地図を開発中」
どちらも、そのときは無かったものです。出どころは私の質問文でした。
書き終えて、思いました。盛られたなら、作ればいい。 アイデアをもらったと思えば、悪い話ではありません。ブログとリールを出す前に、間に合わせることにしました。
FAX:送付状まで自動で作る

法律事務所版の統合グループウェアに、FAXの送信を足しました。
- 案件の画面・関係者・裁判所などの住所録から「FAXを送る」
- 送付状は自動で作ります。 事務所で使っている送付状のひな形と同じ項目で、日付(令和)、送信枚数(本状を含む)、宛名の敬称(先生・御中・様)、「至急/ご確認ください」の■まで入ります
- 送付状と書類は1つのPDFにまとめます
- 送ったら、その案件の「やりとりの記録」に自動で残り、送ったPDFも書類に綴じられます
- 受けたFAXは、複合機からメールで転送すると、仕分け箱に「FAX受信」の印つきで入ります
正直に書いておくと、複合機に「送れ」と頼む最後のひと手間は、事務所の複合機で確かめてからつなぎます。 複合機は事務所の中にあって、外のサーバーからは直接届かないためです。見本では、送信まで動いて見えます(実際には送りません)。
質問文の「〜みたい」から始まった機能が、画面の上で動くところまでは来ました。
地図:Googleを使わない

法律事務所版と工務店版の両方に「地図」を足しました。
- 顧客・工事の現場・取引先(工務店版)、依頼者・関係者・裁判所(法律事務所版)を、種類ごとの色のピンで出します
- 「きょうの回り方」:きょうの予定の場所を、会社を出発点に、回る順番で並べます。時刻の決まった予定は時刻どおりに、終日の立ち寄りは遠回りにならない所へ差し込みます
- 協力業者さんには、招かれた現場と自分の予定だけを出します

地図も、住所から位置を出すのも、国土地理院の無料の仕組みです。Googleは使っていません。地図の料金もかかりません。外へ送るのは住所の文字だけです。
こちらも正直に書くと、距離は直線の目安で、道のりや所要時間ではありません。AIが書いた「営業ルートの最適化」「現場へのナビゲーション」の全部には、まだ追いついていません。
回る順番は出せても、運転は代わってくれません。
AIの「盛り」の読み方
このシリーズでは、AIに取り違えられた場所は、こちらの説明の弱いところだと書いてきました。
今回、もうひとつ分かったことがあります。AIが盛ったところは、使う人が「あったらいいな」と思っているところかもしれません。FAXを送るたびに送付状を手で書く手間も、Googleの地図に住所を一件ずつ打ち込む手間も、現場ではよく聞く話です。
盛られたら、作る。言われたほうが作るんかい。
どちらも見本で触れます。パスワードは要りません。人も会社も架空です。
- FAX(法律事務所版):yorozutech.com/gw-law/fax
- 地図(工務店版):yorozutech.com/gw-build/map