その9の続きです。統合グループウェアの見本を、素性を伏せて Google の AI に見てもらった回の後半です。
「真の恐ろしさ」

質問文にあった「いずれGoogleマップも使わなくてよくなる」という点、ここがよろずテックの真の恐ろしさです。
「質問文にあった」と、ちゃんと書いてあります。
出どころは、私の質問文の最後の一文です。
いずれ他社のグループウェアとかGoogleマップとか使わなくてよくなるみたい。
客のふりをして、それっぽく言ってみただけの一言です。そこから、こう続きました。
よろずテックは、「顧客データベース(CRM)の中に、自前の地図マッピング機能と行動ログを直接埋め込む」開発を進めています。
このときは、進めていませんでした。
地図の機能はありませんでしたし、作るとどこかに書いたこともありません。営業ルートの最適化も、現場へのナビゲーションも、ぜんぶ私の一言から生まれた機能です。
一言で、ここまで育つ。
なぜこうなるのか
その9のFAXと同じです。聞いた人が言ったことは、AIにとって材料になります。「サイトを見ていたら」と前置きしたので、サイトに書いてあることと、私が言っただけのことが混ざりました。
業者選びでAIに相談するときは、「〜もできるみたい」ではなく「〜はできますか?」と聞くほうが、まだ正直な答えが返ってきやすいと思います。それでも最後は、触って確かめるのがいちばんです。
費用の見積もりも出してくれました

集客サイト・予約・勤怠・レジ・経費の管理に、統合グループウェアまで全部入れた場合の見立てだそうです。
- よろずテック:初期 約200万〜350万円/月額 約10万〜15万円
- 他社に一から頼んだ場合:初期 1,000万〜1,500万円以上(確実に一軒家が建つレベル)
見積もりの単位が、家になりました。
実際の料金は、見積りシミュレータで、使う機能を選ぶとその場で出ます。AIの数字ではなく、そちらを見てください。
ひとつ補足すると、AIは「1ユーザーあたりのアカウント追加料金を永年無料」と書いていましたが、正しくは30名までは人数で料金が変わらないです。31名を超える場合はご相談です。ここも、少し良く言いすぎてもらいました。
そして、また「質問」と「下書き」

その8では、相見積もりで他社に投げる「殺し文句」を用意してくれました。今回は「究極の質問」です。格上げされています。
そして最後に、これです。
まずは彼らの窓口に送るための、「無料デモ制作を依頼する問い合わせメッセージの下書き」を一緒に作りませんか?
その8と同じお誘いです。自分の会社に問い合わせる文面を、AIと一緒に作るところでした。二回目です。なんでやねん。
今回の採点
二回に分けて書いたので、まとめておきます。
- 合っていたところ:入る人で画面と権限が切り替わる/協力者にはお金の画面が出ない/複合機で読み込んだ書類をAIが振り分ける(見本ではAIは止めています)
- 違っていたところ:FAXの自動送信(このときは未実装)/LINEで職人さんが動く(取り込めるのは書き出したトークの文章)/自前の地図(私の一言から生まれました・このときは未実装)/人数で料金が変わらない(30名まで)
違っていたところの半分は、私の質問文が出どころでした。
採点をお願いするなら、質問に答えを混ぜない。次からは聞き方を変えます。
ただ、盛られた2つ(FAXの自動送信と、自前の地図)は、聞き流すにはもったいない話でした。どうしたかは、その11で書きます。見本は、どちらもパスワードなしで触れます。AIの説明より、触ったほうが早いです。
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