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セキュリティへの取り組み

事故は、どこから入ってくるのか

約6割ランサムウェア被害のうち中小企業の割合(2025年)[1]
84%感染の入口が VPN 装置か遠隔操作(リモートデスクトップ)だった割合[2]
2位「委託先を狙った攻撃」の脅威順位(2026年)[3]

狙われるのは古い装置、盗まれたパスワード、仕事を任せた業者。よろずテックは「任せられる業者」として、自らが入口にならないことを最優先にしています。

よくある事例とリスク、よろずテックの対策

1. 社内網につなぐ装置(VPN)・遠隔操作

よくある事例とリスク
  • 大阪の総合病院(2022年):給食業者の VPN 装置から侵入。電子カルテが約2か月半停止[4]
  • 名古屋港(2023年):保守用 VPN から侵入。コンテナの搬出入が停止[5]
よろずテックの対策
  • お客様側に VPN 装置・外から入れる口を置かない(ブラウザで使うだけ)
  • サーバーは外からの受け口を開けず、暗号化した専用の通り道だけで公開
  • サーバー管理は登録端末だけの専用網から

2. 盗まれたパスワード

よくある事例とリスク
  • Snowflake(2024年):盗まれた ID・パスワードで約165社のデータ流出。2段階認証なし[6]
  • 士業の法人(2026年):チャットのアカウントを乗っ取られ、偽の請求が送られた[7]
よろずテックの対策
  • 2段階認証(スマートフォンの認証アプリ)
  • 連続で間違えるとロック
  • パスワードは元に戻せない形で保存(よろずテックにも読めない)
  • パスワード変更で、ほかの端末のログインをすべて切断

3. 外部サービスとつなぐ「鍵」

よくある事例とリスク
  • Salesloft Drift(2025年):Salesforce と連携する鍵(トークン)が盗まれ、多数の企業のデータが流出。Salesforce 自体は無傷[8]
よろずテックの対策
  • 鍵の権限は必要な範囲だけ(例:カレンダーは予定だけ)
  • 鍵はサーバー内だけに保管
  • お客様側でいつでも切断できる
  • 送る・受け取る項目は、つなぐ前にお客様と一覧で決定

4. 仕事を任せた業者(委託先)

よくある事例とリスク
  • 社労士事務所向けクラウド(2023年):運営会社がランサムウェア被害。利用事務所と顧客の情報に流出のおそれ。個人情報保護委員会が指導[9]
  • 印刷・データ処理の委託先(2024年):ランサムウェアで委託元の自治体・企業の情報が流出[10]
よろずテックの対策
  • お客様ごとにデータベースと鍵を分離(ほかのお客様のデータに届かない)
  • 見本(デモ)は本番と別の網
  • 控え(バックアップ)は暗号化して別の機械へ

5. 古いままの部品

よくある事例とリスク
  • 徳島の町立病院(2021年):VPN 装置の既知の弱点を放置して侵入され、電子カルテが暗号化[11]
よろずテックの対策
  • サーバーの基本ソフトは毎日自動更新
  • 部品の弱点が公表されたら確認し、修正版へ
  • AI による模擬攻撃で定期的に穴を点検

6. 設定の誤り・権限の広げすぎ

よくある事例とリスク
  • 自動車メーカーの子会社(2023年):設定ミスで約10年間データが外から見える状態[12]
  • 先の大阪の総合病院:全利用者に管理者権限があり、被害が拡大[4]
よろずテックの対策
  • 社内用システムは検索に出さない
  • 職員の追加・権限の変更は責任者だけ
  • 案件ごとに見られる人を限定
  • ほかのサイトへの埋め込み・すり替えを防ぐ設定

7. データを人質にとられる(ランサムウェア)

よくある事例とリスク
  • 東京の法律事務所(2019年):ファイル共有サーバーが暗号化[13]
  • オーストラリアの大手法律事務所(2023年):約4TB が盗まれ、一部公開[14]
よろずテックの対策
  • 控えは毎日、暗号化して別の機械へ
  • 置くたびに戻して中身を照合
  • 控えが止まれば即通知

8. Webシステムそのものの穴

よくある事例とリスク
  • 駿河屋.JP(2025年):監視ツールの弱点を突かれ、決済ページが改ざん。カード情報約3万件に漏えいのおそれ[17]
よろずテックの対策
  • 画面を開くたび・操作のたびに、サーバー側でログインと権限を確認
  • 他人のデータが見えないかを AI による模擬攻撃で点検
  • 変更は試しの環境で確かめてから本番へ

9. 内部の人による持ち出し

よくある事例とリスク
  • NTT西日本の子会社(2023年):保守担当の元派遣社員が管理者アカウントを悪用し、約900万件を持ち出し[18]
よろずテックの対策
  • 見られる範囲は必要な人だけ(案件ごとに限定)
  • 誰が・いつ・何を見たかを記録
  • 管理者アカウントを共用しない
  • 退職者はその日に停止

10. 人のミス(誤送信・誤操作)

よくある事例とリスク
  • 上場企業の漏えい・紛失事故のうち、約2割が誤表示・誤送信(2025年)[19]
よろずテックの対策
  • 書類はメールに添付せず、システム内のリンクで共有
  • 見られる人をシステム側で限定(送り間違えても中身は開けない)
  • 変更・削除の記録を残し、元に戻せる

11. パソコン・スマートフォンの感染や紛失

よくある事例とリスク
  • CircleCI(2022年):社員のパソコンがウイルスに感染。2段階認証済みのログイン状態ごと盗まれ、本番環境に侵入された[20]
よろずテックの対策
  • データは端末に残さず、ブラウザで見るだけ
  • ログインには有効期限
  • パスワード変更で、ほかの端末のログインを一括で切断

「ひとつにまとめると、守りが緩くなるのでは?」

半分はその通りです。鍵が集まる所は狙われます(上の 3.)。だから、まとめるなら守りも同時に強くします。

一方、まとめなければ情報の写しが散らばります。チャットに貼った書類、個人のカレンダーに書いた顧客名、個人スマートフォンのファイル。どれも、お店や事務所からは止められず、誰が見たかも追えません。

まとめれば、ログイン確認・閲覧範囲・操作記録を1か所でかけられ、退職者も1回で止められます。 さらに、チャットやカレンダーには中身を流さず、システムへのリンクだけを出します。

外部サービスとつなぐときの決まり

乗り換えの途中も、抜かれないように

データの移行中と、両方を使う期間は、情報がふだんと違う道を通ります。

STEP 1データを移す
  • メール添付・USB で受け取らない
  • 作業は運営者本人だけ
  • 件数と中身を照合して報告
STEP 2両方を使う期間
  • 始まりと終わりを先に決める
  • つなぐ鍵は読み取りだけ
  • 項目ごとにどちらが正かを決める
STEP 3終わったら
  • その日につなぐ鍵を切る
  • 受け取ったファイルを消去し報告
  • 元システムの解約・消去を一緒に確認

記録を残す

誰が・いつ・何を見て、何を変えたか(書類を開いた記録を含む)を記録。万一のとき「どこまで見られたか」を調べる根拠になります。 業種ごとの点検にも使えます(例:弁護士情報セキュリティ規程〈2024年6月施行〉の年1回の点検[15])。

万一のとき

  1. 気づく停止・控えの停止・ログイン失敗の連続を通知
  2. 止める外部の鍵と関係するログインを即停止
  3. 知らせる判明した時点で連絡。分かったこと・分からないことを分けて報告
  4. 戻す別の機械の控えから復旧
  5. 引き継ぐ続けられなくなっても、データとプログラム一式を渡す

保険での備え(加入予定)

保険は事故のあとの備えで、漏れないことの代わりにはなりません。三井住友海上のサイバー保険「サイバープロテクター」(IT業務特約つき)への加入を予定しています[16]。

お客様への賠償情報漏えい(おそれを含む)、システムの不具合・停止による損害
事故対応の費用原因調査・復旧・法律相談・関係者への連絡など

補償の内容と金額は加入手続きで確定します。加入後にこのページを更新します。

お客様にお願いしていること

セキュリティについて相談する →

出典

  1. 警察庁の統計(2025年のランサムウェア被害 226件)の報道:ScanNetSecurity
  2. 警察庁の統計(感染経路の内訳):富山県警察の資料(PDF)
  3. IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」:情報処理推進機構
  4. 大阪急性期・総合医療センター 調査報告書の概要:同センター(PDF)
  5. 名古屋港のシステム障害について:国土交通省(PDF)
  6. Snowflake の利用企業への攻撃:Decipher
  7. 社会保険労務士法人のチャットアカウント乗っ取り:ScanNetSecurity
  8. Salesloft Drift の連携トークン流出:BleepingComputer
  9. 社労士向けクラウドへの行政指導:ScanNetSecurity
  10. 印刷・データ処理の委託先のランサムウェア被害:ScanNetSecurity
  11. つるぎ町立半田病院の事案(厚生労働科学研究の報告書):PDF
  12. クラウドの設定ミスによる漏えい:Car Watch
  13. 法律事務所のランサムウェア被害(2019年):ScanNetSecurity
  14. オーストラリアの法律事務所の被害:SecurityWeek
  15. 弁護士情報セキュリティ規程:日本弁護士連合会
  16. サイバー保険「サイバープロテクター」:三井住友海上
  17. 駿河屋.JP への不正アクセス:ScanNetSecurity
  18. NTT西日本子会社の顧客情報持ち出し:ITmedia
  19. 上場企業の個人情報漏えい・紛失事故の原因(東京商工リサーチ):Web担当者Forum
  20. CircleCI のセキュリティ事故報告:CircleCI

事故の内容は、各出典の公表・報道の範囲で要約しています。